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アクセシビリティを考慮したホームページデザインのポイント

目次

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はじめに

インターネットを利用する人の中には、視覚・聴覚に制限のある方、高齢者、色覚異常の方など、多様なユーザーがいます。
こうしたすべての人が情報にアクセスしやすいホームページを作ることは、企業やサービスの信頼性を高めるだけでなく、SEO対策やユーザー体験(UX)の向上 にもつながります。

アクセシビリティに配慮したデザインは、「特定のユーザー向け」ではなく、すべての人にとって快適なサイトを作ることを目的としています。
本記事では、誰にとっても使いやすいWebサイトを作るための「アクセシビリティを考慮したデザインのポイント」 を解説します。

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アクセシビリティとは?基本概念を理解しよう

Webアクセシビリティとは?

Webアクセシビリティとは、年齢や身体的制約に関係なく、すべてのユーザーがWebサイトを利用しやすいようにするための考え方や技術のこと を指します。
これは単なる「使いやすいデザイン」というだけでなく、スクリーンリーダー対応、キーボード操作の最適化、視認性の向上 など、多岐にわたる要素が含まれます。

近年では、アクセシビリティの向上が法的に求められるケースも増えており、企業や自治体などが対応を進める動きも加速しています。

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アクセシビリティが求められる理由

アクセシビリティが重視される理由には、以下の3つのポイントがあります。

多様なユーザーが利用するため

  • 視覚障害・聴覚障害・色覚異常・高齢者など、さまざまなニーズを持つユーザーが増えている。
  • すべての人にとって使いやすいサイトは、ユーザーの満足度向上につながる。

法律やガイドラインの重要性

  • 日本では JIS X 8341-3 というアクセシビリティ規格があり、特に公共機関のWebサイトでは対応が求められる。
  • 世界的には WCAG(Web Content Accessibility Guidelines) という基準があり、国際的な企業も対応を進めている。

検索エンジン(Google)もアクセシビリティを評価

  • Googleは、Webサイトの使いやすさをSEOの評価基準の一つとしている。
  • アクセシビリティの向上=検索順位の向上にもつながる可能性がある。

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アクセシビリティを向上させるデザインの基本原則

視認性を向上させるデザインの工夫

Webサイトの視認性を高めるためには、文字サイズ・配色・コントラストの最適化 が重要です。

✔️ 文字サイズの最適化

  • 最低16px以上 を推奨(小さすぎる文字は読みにくく、ユーザーの離脱を招く)
  • 行間を適切に設定(1.5倍以上推奨) し、圧迫感を軽減

✔️ コントラストの確保

  • 背景と文字のコントラスト比を4.5:1以上 にする(WCAGの推奨基準)
  • グレーや淡い色を多用しすぎない(高齢者や視覚障害のある方にとって判読しにくい)

読みやすいフォントと適切な色の組み合わせ

フォントの選び方や色の組み合わせは、視認性に大きな影響を与えます。

  • サンセリフフォント(ゴシック体)を使用(可読性が高い)
  • 赤と緑の組み合わせを避ける(色覚異常の方が識別しにくい配色)
  • 背景と文字のコントラストを強くし、視認性を確保する

アクセシビリティを意識したデザインでは、すべてのユーザーがストレスなく情報を読み取れる配色やフォント選び が大切です。

キーボード操作のみでも利用できるUI設計

マウスを使わず、キーボードだけで操作するユーザー(視覚障害のある方など)にも配慮する 必要があります。

✔️ キーボード操作を最適化するポイント

タブキーで重要な要素にアクセスできる設計
フォーム入力時のフォーカス表示を明確に
ボタンやリンクのクリック範囲を広めに設定

これらの工夫をすることで、すべてのユーザーが快適に操作できるサイトを実現できます。

アクセシビリティを考慮したコンテンツ設計

適切なHTMLタグの使用(セマンティックHTML)

正しいHTMLタグを使うことで、スクリーンリーダーが適切に情報を読み上げることができます。

  • h1〜h6を適切に使い、ページ構造を明確にする
  • リスト(ul・ol)を適切に使用し、情報の分類をわかりやすくする

これにより、視覚障害のあるユーザーにもページの内容を正しく伝えることができます。

画像・動画コンテンツのアクセシビリティ対応

画像や動画には、視覚に頼らず内容を理解できる仕組みを用意する ことが大切です。

  • alt属性を適切に記述し、画像の内容をテキストで説明する
  • 動画には字幕を追加し、音声なしでも情報を伝えられるようにする

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まとめ|誰もが使いやすいホームページを作ろう!

アクセシビリティに配慮したデザインは、特定のユーザーだけでなく、すべての訪問者にとって快適なWeb体験を提供する ものです。

視認性を高め、コントラストやフォントを適切に設定する
キーボード操作のみでも利用できるUI設計を取り入れる
画像や動画には代替テキストや字幕を付け、情報を伝えやすくする
ユーザーの負担を減らすシンプルで直感的なデザインを採用

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