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はじめに
街中の看板やネット広告、企業ロゴなど、「なんだか目を引くな」と感じるデザインには、必ずといっていいほど“フォント選び”の工夫があります。実は私たちは、無意識のうちにフォントからも多くの情報を受け取っているのです。
例えば、太字のゴシック体は力強くインパクトがあり、明朝体は繊細で上品な雰囲気を演出します。フォントの選び方ひとつで、デザインの印象は大きく変わるのです。
この記事では、日常でよく見かける定番フォントから、無料で使えるフリーフォント、デザインにアクセントを加える個性派フォントまで、用途別におすすめのフォントをご紹介します。
フォント選びの基本を押さえて、あなたのデザインをより魅力的にしていきましょう!
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日常でよく見かける定番フォント
パソコンやスマホ、デザインツールに最初から入っているフォントには、使いやすく汎用性の高いものがたくさんあります。
Webサイトの本文やパンフレットのタイトルなど、プロのデザイナーも日常的に使う定番フォントをチェックしてみましょう。
おすすめの定番フォントと用途
① ヒラギノ角ゴシック(ヒラギノ角ゴ)
- 特徴:クリーンで洗練された印象を与える、日本語フォントの定番。
- 向いている用途:Webサイトの本文、企業の資料、パンフレットの見出し
② 游ゴシック(Yu Gothic)
- 特徴:すっきりとしたデザインで、デジタル媒体にも適している。
- 向いている用途:Webサイトの本文、プレゼン資料、アプリのUI
③ 源ノ角ゴシック(Noto Sans JP / Source Han Sans)
- 特徴:GoogleとAdobeが共同開発した高品質なフォントで、無料で使えるのが魅力。
- 向いている用途:Webデザイン、資料作成、長文の本文
④ メイリオ(Meiryo)
- 特徴:Windows標準搭載のゴシック体で、可読性が高い。
- 向いている用途:プレゼン資料、ブログ記事、オンライン文書
💡ポイント
「ヒラギノ」や「游ゴシック」は洗練された雰囲気を出したいときに、「源ノ角ゴシック」は無料で高品質なデザインにしたいときに便利。日常のデザインに取り入れやすいので、迷ったらこのあたりを選ぶと失敗しにくいです!
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フリーフォントで遊んでみよう!
「もっと個性的なフォントを使いたい!」という方におすすめなのが、無料で使えるフリーフォント。
商用利用OKのものも多く、ダウンロードしてすぐに使えるので、デザインの幅を広げたいときにぴったりです。
おすすめのフリーフォント(日本語)
① Noto Sans JP(源ノ角ゴシック)
- 特徴:クセがなく、どんなシーンでも使いやすい。
- 向いている用途:Webデザイン、資料作成、プレゼン
② Rounded M+(M+丸ゴシック)
- 特徴:柔らかく親しみやすい印象の丸ゴシック体。
- 向いている用途:子ども向けのデザイン、カジュアルなポスター
③ さわらび明朝
- 特徴:無料で使える明朝体フォントで、上品な印象を与える。
- 向いている用途:和風デザイン、書籍、ブランドロゴ
おすすめのフリーフォント(英字)
① Montserrat
- 特徴:シンプルかつスタイリッシュなサンセリフフォント。
- 向いている用途:Webデザイン、ポスター、モダンなロゴ
② Playfair Display
- 特徴:高級感のあるセリフ体で、おしゃれなデザインにぴったり。
- 向いている用途:ファッションブランド、雑誌のタイトル
③ Lobster
- 特徴:手書き風で親しみやすいデザインの筆記体フォント。
- 向いている用途:カフェのメニュー、カジュアルなロゴ
💡ポイント
無料フォントは種類が豊富なので、デザインの目的に合わせて試してみましょう。Google Fonts や フォントフリー などのサイトからダウンロードできます!
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「味のあるフォント」でデザインにアクセントを
フォントにちょっとした個性を加えるだけで、デザインの雰囲気は大きく変わります。
特に 手書き風フォント や 筆文字フォント は、デザインにあたたかみやユニークな印象を与えるのに効果的です。
おすすめの「味のあるフォント」
① しねきゃぷしょん(手書き風)
- 特徴:映画の字幕のようなラフな手書き感が特徴。
- 向いている用途:漫画の吹き出し、ポップなデザイン
② ふい字(手書き風)
- 特徴:やわらかく親しみやすい手書きフォント。
- 向いている用途:メッセージカード、かわいいデザイン
③ 青柳隷書(筆文字)
- 特徴:筆で書いたような和風の美しさがあるフォント。
- 向いている用途:和風ロゴ、季節イベントのチラシ
④ ぼくたちのゴシック(ちょっと変わったゴシック)
- 特徴:普通のゴシック体より少し遊び心のあるデザイン。
- 向いている用途:クリエイティブなポスター、個性的なWebサイト
💡ポイント
手書き風フォントは、カジュアルで温かみのあるデザインに。
筆文字フォントは、和風や伝統的な雰囲気を出したいときに。
使い方を工夫すれば、デザインに独自のアクセントを加えられます!
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まとめ
フォント選びは、デザインの印象を大きく左右する大切な要素です。
- 定番フォント を活用して、読みやすさとデザインのバランスを取る。
- フリーフォント で、さまざまな雰囲気を試してみる。
- 個性派フォント で、デザインにアクセントをつける。
このように、フォントの特性を理解して使い分けることで、より魅力的なデザインを作ることができます。
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